節分とは季節の分かれ目をいい、「立春、立夏、立秋、立冬の前日」
のことを指します。昔は立春が新年の始まりにも相当する大事な
節目だったため、その前日の節分は大切な日でした。そこで他の節分よりも
重要視されるようになったようです。
近年は節分に恵方巻が定番となりました。
恵方とは縁起の良い方角で毎年変わります。
今年は北北西(北北西微北)ということです。😊
巻きずしを切らず一本丸ごと食べるのは、「縁を切らない」
という意味が込められているそうです。
七福神にちなみ、かんぴょう・きゅうり・伊達巻・うなぎなど
七種類の具材を入れ、「福を巻き込む」という願いが込められた
恵方巻も多いです。
そういったことから市販のものでは海鮮の沢山入ったものなど
さまざまありますが、透析患者様が食べられる場合、
極太のものなら1/2くらいの大きさで、普通サイズのものなら
1本くらいを目安にしましょう。
酢飯や具材には塩分がしっかりついているので、しょうゆは
つけないで食べてみてください。
節分には昔はいわしと柊が定番でした。
由来は魔除け、厄払いということで豆をまくのと同じ理由なんですね。
いわしも最近は身近な食品でなくなりつつあります。
青魚特有のDHA、EPAが豊富で血液サラサラ効果や認知症予防などに
効果があります。ただし、小骨も多いのでリンに注意が必要です。
めざしは塩分も高いので、生魚なら1匹、めざしなら2匹くらいが
目安です。
調理法はせっかくの栄養を取りこぼさないように焼いたり、揚げたりがいいでしょう。
煮付けも良いのですが汁に栄養が出てしまうこと、味が濃くなりがちなことも
あるのでできれば他の調理法が良いでしょう。
情報提供者-栄養科石井
投稿者-井岡